こんにちは^^
やっとのことで重い腰を上げ、耳鼻科を受診したところ、先生から
「完璧に元に戻るまで、長くはかかるかもしれないけれど、耳の聞こえは治りますよ。」
とほっと胸をなでおろした矢先、
今度は、電車に乗ったとたん吐き気をもよおすようになってしまい、電車に乗るということがとても大きな難題となりました。
こんな精神状態にも関わらず、
”なんとかみんなに追い付きたい、おいてけぼりは嫌だ。”
という強い想いから、本来であれば一旦冷静になって物事を考え、自分には何が向いているのか・何が不向きなのかを熟考しなければいけなかったのですが…。
こんな状態で就活しようとするのですから、当時は理性も何もかも、どこかおかしかったと言いますか…気が狂っている状態に近かったと思います。
”そこまでせっぱつまらなくても…。”
と当時の私に言ってあげたい。
”少し休んだっていいんだよ”
って。
ですが、その当時の私は猛進状態で周りが見えておらず、どうにかして就職しなければいけないという強迫観念のようなものに突き動かされており、
”少し休む。”
ということが、全く頭に浮かばずにいました。
ついに電車に乗ると吐き気が起こってしまう事態に…
電車に乗ると吐き気をもよおしてしまうため、30分で到着するはずのところが、何回も途中下車をくり返すために、何時間もかかる日が多くなっていきました。
”吐き気と息苦しさでどうにかなってしまいそう…。”
そんな状態で面接に足を運んだとしても、もう結果は見えていますよね。
またそこで自分の自己肯定感が下がっていくのを感じながらも、施す手なしといったところでしょうか、、もう自力ではどうしようも出来ないわびしい気持ちでいっぱいでした。
職歴もどこも3ヶ月足らずのため、失業手当も出ず、苦しかったです。
トータルで見て、実際に勤務していた時間帯より、就活にかけた時間の方が長いため、そのための交通費や生活費で徐々にお金は減っていく一方でした。
そんな中、辛い時に脳裏に浮かぶのは、お別れしてしまった優しい彼の姿でした。
彼とやり直したいと思っても連絡するツールがなかったため、彼が帰国し、連絡をくれると言った12月まで待つことしかできないのがとても歯がゆかったです。
そうこうしているうちに、季節は冬になり12月を迎えていました。
彼からの連絡を待ちますが、一向に電話はかかってこず…。
胸騒ぎを覚えるも、痺れを切らした私は、彼に電話してみることにしました。
電話が通じると、
私「ごめんね、急に電話しちゃって…。」
優さん「いや、大丈夫どうかした?」
と少し気だるそうな声。
私 「急で申し訳ないんだけど、会って話せないかな?」
という私に優さんは、
優さん「ごめん、あっちで彼女出来たからもう会うことは出来ない。」
という何とも悲しい返事が返ってきました。
ショックと悲しみに打ちひしがれた私は、
「そっか…、電話しちゃってごめんね。。」
と言うのが精いっぱいでした。
電話を切るや否や、私はとめどなく溢れる涙を堪えることが出来ず、部屋でずっと泣き続けました。
その日がちょうどクリスマスイブの日だったこともあり、余計寂しさが胸に突きささりました。
もう彼とは会うことができないという事実に加え、私はもう本当にひとりぼっちなんだとわんわん泣きました。
彼とお別れしたとは言え、もしかしたら…、、というわずかな期待をよせていた私には、この出来事がショックで、もう何も考えられませんでした。
ふり返ってみると、人生で一番悲しいクリスマスイブだったように思います。