正社員を目指してアルバイトを始めるも…

生きづらい
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こんにちは^^

”アルバイトから正社員登用が見込め、かつ長く働ける仕事は何だろうか…?”

と考えます。

得意なこともないしなあ…。

会社勤めについては物心ついた頃から、自分には向いていないだろうとある程度予測が出来ていましたので、会社員を外すとなると販売とかかな…?

販売も接客は好きなのですが、学生時代のアルバイトで私はちょっと難しいことになると臨機応変に対応できないといいますか…、脳がパニックになる感覚を味わい、その出来事から負のスパイラルに陥るという経験を嫌という程学んだので、厳しいかな…?と自分なりに試行錯誤します。

それと、あまり人と話さなくてもいい仕事。

色々考えた挙句、歯科助手がいいのではないかとの考えにたどり着きました。

あくまで自分のイメージとして、

●作業の内容がある程度決まっている

●一度覚えたらどこの歯科でも働けて、正社員以外にもパートとしても働ける

●専門的な知識や技術を要求されない

●そんなにコミュニケーションの頻度が高くなさそう

●体力もそこまでなくても大丈夫そう

との考えで歯科助手の道に進もうと決めました。

アルバイトから始めて、正社員へという条件付きの歯医者さんを探し、無事採用が決まりました。

が…、やはり現実は自分が思っているほど単純ではありませんね…泣笑

無事、歯科助手のアルバイトが始まると思いきや、初日から、ん…?と思うことが。

まず、1日働いてみて思った感想として、

1日の稼働時間が長い(準備~片付けまで)

それに加えて、極めて多忙であり想像以上に体力や気力の消耗が激しい。。

お昼休みでも電話番をしなければいけないことや、院長を含め、スタッフ全員で1つの休憩室であったことと、近くにカフェ等が何もなかったため外へ出ることも出来ず…。

午前終わりから、午後が始まるまでスタッフの方と一緒に過ごさなければいけない約2時間の休憩が辛く、過度に緊張してしまうため、間がきまずい…汗

加えて、意外に作業内容が細かく、手先の器用さ、頭の回転の速さが求められる等、初日でこ、これは…!となり、わずか1日でヘトヘトになってしまいました。

お昼休みも何かを話さなければというプレッシャーで気疲れし、仕事はおそらく9時〜19時で休憩時間が2時間だったのですが、準備と片付け、それと患者さんが多いときを入れるとプラス1時間〜2時間はザラでした。

大丈夫かな…と思いつつ何とか業務をこなしながら、多忙な日々を過ごしていました。

お昼休みが気まずいことや、予想外に体力・気力共に厳しかったこと、業務の難しさ等、今までどれだけ自分が甘えてのらりくらりその日暮らしをしていた(ただ、何も学ばず、経験せず、毎日を終えるだけの日々)かを痛感せざるを得なかったか…。

”これが働くということなんだ。”

と思い知らされました。

当たり前ですが、初めはアルバイトと言えども、正社員となることを前提としていますので、流石にのんびりと稼げればいいやとはなれませんでした。。

これから先のことを考えると、とてもではないけれどこのままではやっていけないと思い、私はいわれのない不安がこみ上げてくるのを感じずにはいられませんでした。

そんな矢先、院長から

「りりさんちょっといい?」

とお声がかかります。

お話があるというので伺うと、

「あのね、りりさん…ちょっと申し訳ないんだけど….アルバイトとしてはいいんだけど、社員となるとちょっと厳しいかな。。」

とのお話がありました。

自分自身これはいつものことですが、今回の仕事の出来についても、正直お給料をもらっていいものかと思える程ひどいものでした。

こうなることが全く予想できなかったわけではないですが、初めて

”社会から拒絶された。”

という気持ちを味わい、ショックでたまりませんでした。

頭が真っ白になる中、院長がおっしゃったことは今でも鮮明に覚えています。 

「仕事が出来なければどこに行っても使ってもらえないよ、それが社会ってものだから。」

と。

頭では理解しているつもりでした。

働いてお金を稼ぐことはそういうことだと。

ですが、やはりショックで…。

この先どうするかと聞かれましたが、まだ正社員として働くことを諦められなかった私はアルバイトを辞めることにしました。

実質、クビなのですが…。

3ヵ月という短い間でしたが、認めてもらえなかったという想いと、どうして自分は皆と同じ様に出来ないのだろうという不甲斐なさ、それからずっと守りのみの人生で傷ついてもいいから頑張ろうとしなかった自分に対する自責の念。

あまりにも多くの感情が溢れてきてこらえられず、帰りには溢れる涙をとめることは出来ませんでした。

それと同時に、これからどうやって「社会」で生きていけば良いのだろうという不安がどっとおしよせて、足どりもおぼつかないまま、帰路に着いたように思います。

仕事に対して大きく自信を失った私。

初めて味わう社会からの拒絶という絶望感。

私は子供のころからいつか自分がこうなることをどこかで予測していて、そうならないためにはどうすればいいか考えるのではなく、ただただ「守り」の姿勢に入ってしまっていました。

それに気づいたのが21歳の時。

今思えばまだまだ全然若く、たくさん経験して失敗して成長していけばいいと思うのですが、当時は「自分は使えない人間なんだ…」という絶望しかありませんでした。

でも人には向き不向きがありますから、今となっては良い経験をさせてもらえたと思っています。

たまにぼんやり思うのが、これがバブル期なら許されて社員になれたのだろうか?ということです。

景気が良ければ、不出来な自分でも自分の力で居場所をみつけられたのではないか?

でも不景気真っ只中、一寸先は闇の日本にそんな悠長なことを言ってくれる場所なんてどこにもないんだというのが今までの経験上思うことでした。

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