こんにちは^^
就職活動は、自分自身にとって心身ともに大きなプレッシャーがかかる作業だったので、服薬をしても、精神的に厳しいときも多々ありました。
そのため、何回も友達に誘ってもらって参加した合コンでは散々な結果に終わりましたが、
“就職活動のモチベーションを上げるために恋愛がしたい。”
と思う様になりました。
以前はキャンパスライフの充実のために恋愛がしたいと思っていたのですが、いつの間にか、就活のモチベーションを上げるために恋愛がしたいという様になっていました。
それは心の支えが欲しいという想いからだったのかもしれません。
合コンは今の自分の精神状態だと厳しいなあ…と感じたので、今度は友達に紹介を頼んでみよう!と思い、友達に彼女を探している知り合いや友達はいないか聞いてみたところ、なんと…!いる!との返事が!
こんなチャンスは滅多にないと思い、紹介をお願いするしかない!とさっそく友達に紹介をお願いしてみると、「ちょっと聞いてみるね。」との返事が!
“いい友達を持って自分は幸せ者だー!”
と思っていた矢先、メールから始めたいって言っている男友達がいるとのことで友達を介して、紹介先の男性とメールを始めることに。
ワクワクドキドキ…。
少し気持ちが高ぶっているのが自分でも分かります。
すると、友達を介して紹介してもらった男性から、
「○○さんから紹介された優(仮名)です。」
とメールが入ります。
男性とろくにメールもしたことのない私は、それだけでも舞い上がりそうになってしまいます。
お相手の方は私より1つ年下の大学生。
ですが、物腰が低くてお話しやすくメールをしていても楽しい。好印象。
メールの通り、良い方だといいなと思いをはせていると、数日後、
「今度もし良かったら会いませんか?」
との文字が!
“キャー、私にそんなこと言ってくれる方がこの世にいたなんて…笑”
デート?なんてしたことのない私、どうすればいいのやら。。
とりあえず紹介してくれた友達に、
「今度会うことになったよ!」
と報告し、それからはドキドキソワソワの連続の日々。。
なんだか思い返すと初々しくていいなーって思っちゃいます笑
“私の顔写真を要求してこないけど大丈夫かな?”
という心配をよそに初デートの日は着々と近づいてきます。
お昼くらいに指定の駅で待ち合わせをし、お互いの顔を知らないまま、服装の特徴をメールし、ドキドキしながら優さんを待ちます。
すると、背後から
「りりさんですか?」
の声。
思わずびっくりして振り返ると、そこには男性の姿がありました。
私も、
「優さんですか?」
と尋ねかえすと、「そうです。」との返事が!
メールでやり取りしていた印象と変わりなく、優しそうでさわやかな方という第一印象でした。
それからは少し歩いて映画を見て、お食事するという流れに。
もう何が何だか…勝手がわからず笑
1歳差で年下の優さんですが、しっかりデートプランを立ててくれていて、私をリードしてくれます。
大学生くらいの年齢だと、例え1歳だけ年下だとしても、何だか大きな差の様に感じてソワソワする私。
初々しかったなあ…。
緊張していたこともあってか、せっかくの初デートの記憶が全然ありません…泣笑
ですが、優さんは終始笑顔で、私を気遣いながら接してくれたというのが強く印象に残っています。
家に帰って、ぼんやりしていると、優さんからメールが!
「今日はとても楽しかったです。もしよかったらまたお誘いしてもいいですか?」
の文字。
信じられない気持ちでいっぱいだったのを覚えています。
優さんとはそれからもメールをして、何回かお食事したり、ドライブに連れて行ってもらったりと、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
私の中で優さんはとても好印象だったので、お友達からお付き合いできたらいいな…と淡い期待を寄せていました。
ですが、ここで心に引っかかっていることがあることに気づきます。
私は精神を病んでいて、クリニックに通って(当時は社会不安障害・うつ病という診断済み)いる身なので、それを彼に伝えた時どう思われるか、正直とても不安でした。
ですが、彼に嘘をつきたくないという想いもありました。
どちらの想いも強く交差する中、考えれば考える程、どうすればいいか分からなくなり、居ても立っても居られなかったのを今でも覚えています。
その後もいつもと同じように優さんからお誘いがあり、夜景の綺麗なところへ連れて行ってもらって、一緒に軽めの夕食をとりました。
夕食後、もう少し夜景を眺めようということになり、優さんについていくと、
何と、信じられないことにまさかの告白!
私の頭は大パニック…!!
私は、
”病気のことを言わなくちゃ…。”
と思ったのですが、でも今はそのタイミングじゃないかな…。
などと困惑しつつも考えを巡らせます。
ですが、やはり優さんを好きな気持ちは抑えることが出来ず、気付いた時には、私もお付き合いすることに同意していました。
初彼氏!と浮かれる私ですが、この恋愛がかえって今後の私の人生に影を堕とすこととなってしまうのです。
そして念願叶って私と優さんのお付き合いがスタート。
彼は本当に非の打ち所がない方で、いつも優しく接してくれました。
ですが、どんなに楽しい時間を一緒に過ごそうとも、私の頭の中では常に病気のことが渦巻いていました。
”もう隠すのは嫌だから、言ってしまおう!”
と覚悟を決め、彼に
「実は私、精神的な病気もちで…、ずっと言わなくてごめんなさい。もし病気のことが嫌だったら言って。」
と伝えました。
すると彼は、
「そうなの?大変だったね。」
と言い、
「病気でも構わないし、気にしないよ」
と理解を示してくれました。
”こんなに素敵な方が私のことを好いていてくれるなんて…。”
と有頂天になりそうな気持ちを抑えて、幸せを噛みしめていました。
ですが、ノロケはここでおしまいです泣
私にとって彼と過ごす時間はとても大切で尊いものでした。
彼を就活のモチベーションと精神的な支えとし、私は就活に勤しみました。
ですが、なかなか内定がもらえず、大学4年も終わりごろになってしまいました。
そうなってしまうと、私の心は焦りと不安でいっぱいになり、彼がいても、服薬しても不安定。。
初めは症状が辛い時だけ服薬すると決めていましたが、服薬の間隔も徐々に短くなっていきました。
そんな状態が続き、彼との関係もすこしずつギクシャクし始めるようになりました。
彼との関係がギクシャクし始めると、今までとはうって変わって安心感に包まれていた私の精神状態は一気に急降下を始め…。
そうなってしまうと、就活にも影響が出だし始めます。
彼とも就活も思うように行かず、私は常にイライラしたり、落ち込んだりを繰り返すようになっていきました。
そんなさなか、彼から留学を考えているとの話が出ます。
私は内心ものすごく焦りましたが、彼がそう望むのならと応援することに決めました。
こちらはまた後日お話させていただこうと思うのですが、そのときの彼の心中はどうやら違っていたようなのです。
彼の留学の話を聞いてしまったために、ますます不安が募る私。
彼のことを失いたくないと思えば思うほど、彼との意思の疎通がうまくいかなくなっていくのを感じました。
そのため、彼もだんだんとイライラしているのが分かってしまい…。
心が不安定なまま、恋愛や就活をしたところで順調に行くはずがなく…。
服薬しても緊張は抑えられず、その緊張が仇となって、うまく面接官の方の質問に答えられず、焦燥感が募ります。
そんな中、面接官の方に言われたある一言が、今でも心に残っています。
それは、「面接で緊張してしまうことは普段の状態のあなたが想像できないため、とても損である」ということです。
とてもシンプルで頭では分かっていたつもりなのですが、現実はうまく行かず…。
その言葉がきっかけで私は同じことを繰り返していても仕方がないと思うようになり、アルバイトから正社員になれる道をと頭を切り替えることにしたのです。