大人になった今、お金を稼ぐ大変さを身にしみて感じています。
まず第1に仕事をする=その分の対価として発生するのがお給料ですよね。
ですので、仕事が出来なかったら話になりません。
実際、土俵にも上がらせてもらえないのです。
そこをまだ無知な私は理解しきれておらず、
”まあ、バイトならそんなに難しいこともないだろうし、何とかなるんじゃない?”
と悠長に構えていました。
でも現実はそう甘くない!!
今振り返ってみると、バイトを通して様々な挫折を味わわざるを得ない状況が多々発生し、その度に心がすさみ、ふさぎこんでいっていたのを覚えています。
でも!カウンセリング代を稼がなきゃ!
(今となっては、そんなことよりもっと楽しいことしなよと言ってあげたいですが…泣)
という一心で、まずバイトを始めてみることにします。
そこで仕事ってこんなに難しいんだということを痛感する出来事が起こります。
初めて選んだアルバイトはカフェレストランのウェイトレスの仕事でした。
そんなに難しくないかな?と、たかをくくっていたのですが、実際は、
- 力仕事である
- 体のバランス感覚が結構重要
- 季節ごとのメニューの変化が早い
- 覚えることが結構多い
- ルーティンワークではなく、瞬時の判断力が試される
そして、きちんとホールを見て、その空間で何が必要とされているか、即座に理解し動かなくてはいけない。
どれを優先すべきかその優先順位の判断等…。
仕事はマルチタスクができないと話にならないと痛感することに
あくまで個人的な感想ですが、、結構マルチタスクが必要とされるお仕事だったのです。
”マ、マルチタスク?あれ?私やったことあったっけ?”
”そういえばそういうこと結構苦手なんじゃなかったっけ…。”
そうこうしているうちに月日だけが流れ、仕事は一向に出来るようになる気配さえ感じず…。
だんだんとバイトの日は憂鬱になり、仕事中に緊張で手の震えが出てしまい、店長にやんわり指摘され、辞めざるを得ないことに。。
短期間ではあったものの、若かったこともあり、人生の糧になったとは思えず、みんなが簡単そうにやっていることが、自分には出来ないと愕然としたのを覚えています。
初めてのアルバイトのブログはいかがでしたでしょうか。
この人、根性ないな…、、と思いませんか?
人間向き不向きがあるとはいえ、自分で自分が許せなかったです。
個人的にウェイトレスさんは、体力があって機敏で、気が利く方がやられるべきだなと。。
精神的に不安定な自分は、お客様の視線も徐々に気になりだすようになってしまっていたので。。
周囲のことを気にせず、もくもくと出来、かつ気配りが出来る能力に長けてる方がウェイトレスさんだなあと学びました。
”うーん…困ったなあ…。。”
結構心が折れかけてはいるけれど、何しろカウンセリング代のため!
“じゃあ、次は1人で静かに出来るバイトがいいかなあ…。”
と考え、思いついたのがクリーニング屋さんでした。
クリーニング屋さんの求人も見つけたので、次こそは…!と意気込んで応募し、無事採用が決まりました。
こちらでの仕事は、受付ではなく裏方での作業の仕事でした。
“お、これは人の目も気にせず、もくもくと出来るのでは…!?”
と思ったのも束の間、待っていたのは、
”私、あんまり手作業早くないな、、”
というより…、、
自分で自分が思っていた以上に不器用ではないか!という衝撃的な事実!
そして、もともと人とコミュニケーションをとるのが苦手という性格からか、分からないところをいつどこで聞けばいいか、タイミングが分からない!という壁にもぶち当たりました。
でも…、そこのクリーニング屋さんの方々が優しい方で手とり足とり教えて下さったんですよね。
本当に感謝でしかないです…泣
今思えば、それは若さ故の特権の様なものですよね。。
仕事自体は、流れ作業の様な感じですので決して変わりばえはしないですが、ルーティーンワークが好きで、もくもくとやられたいという方にはオススメです!
手先も器用だと、なおいいかも。
しかし、唯一の難点として、通学している大学が自宅から遠かったこともあり、私は土・日のどちらかしか働くことが出来ませんでした。
そのうちの1日は大学の用事であったり、大学で出された課題をこなしたりしないといけないため、あまり多く働くことが難しい環境だったのです。
するとある日…。
先方から、土日両日働ける方から求人のお問い合わせがあったとのことで、申し訳ないがそちらの方を採用したいと突如告げられました。
とてもいいバイト先だったのですが、その方を優先させることとなってしまい、1年ちょっとではありましたが、泣く泣くそこでのバイト生活は終わりを迎えることとなりました。
この頃は確か20才前後だったと思うのですが、このあたりからまた新たにある感情が芽生え始めてきたのです。
そしてこの感情が更に私を苦しめることになるのです。
具体的にどんな感情かと言いますと、
“皆と同じように遊んだり、もっとおしゃれを楽しみたい!”
という感情です。
なんだ、そんなことか、若ければみんな思うんじゃないの?と思われるかもしれません。
ですが、私はカウンセリング代のためにバイトをしていたので、(バカなのか真面目なのか…)
プライベートで使えるお金はほとんど無かったのです。
でもせっかく大学生になれたことだし、若いうちにしか出来ないようなことをしてみたいと思うようになったのです。
“みんなはキャンパスライフを楽しんでいるのに、一体私は何をやってるんだろう。。”
お洋服は、母から自分が着られそうな服をゆずってもらって着ていました。
でも、、それじゃないと言っている自分がどこかにいる…泣
“私は、どうしてみんなと同じ「普通」になれないのかな…。。”
そんな想いが頭をもたげます。
こんなんじゃ、キャンパスライフを謳歌するどころか、恋愛も出来ないのでは…という言い様のない不安や焦燥感にかられる様になり、
“この状況から早く抜け出さなければいけない!”
と思った私は、
“自分を変えるには今しかない!”
と強く思うようになったのです。